耳・耳たぶがかゆい、腫れる時の原因と対処・治療法

耳や耳たぶがかゆくなったり、赤く腫れてしまったときは炎症を起こしている可能性があります。

原因は、虫さされやかぶれなどさまざまなものが考えられますが、放っておくと炎症が悪化して、かき壊してしまうことも。

耳や耳たぶのかゆみや腫れを感じたら放っておかず、まずは原因を特定し、症状に応じた対処をすることが大切です。
耳のかゆみや腫れなどはどのような原因で起こるのかを紹介します。

考えられる皮膚トラブル

アクセサリー、金属かぶれ

ピアスの部位だけがかゆい、時計をはめている部位だけが赤いなど、金属製品と触れている皮ふにだけ症状が出るといったもの。
金属に触れた部位に限ってかぶれるタイプを、金属による「アレルギー性接触皮膚炎」といいます。
とくに夏は、汗をかくことで金属から微量の金属イオンが溶け出して皮ふに染み込み、金属かぶれを引き起こしやすくなります。

シャンプー、薬剤かぶれ

かぶれの原因となる物質によるアレルギー症状で、シャンプーや薬剤が触れた箇所と一致してかゆくなり、だんだん赤くなり、小さなブツブツや水ぶくれができたりします。

虫刺され

吸血性の蚊、ノミ、ブユ、ダニや、毒をもったハチ、アブ、クモ、毒蛾、毛虫などに刺されることで、皮膚に炎症を起こします。

しもやけ

「しもやけ(霜焼け)」とは、身体の一部が冷えたために、膨れて硬くなったり、その部分がかゆくなったり熱くなるような感覚を覚える現象です。
しもばれ(霜腫れ)、しもくち(霜朽ち)、凍瘡とも呼ばれます。
寒さのために血行が悪くなり生じる炎症のことであり、手、指、足に発症しやすく、肌が外気に露出している頬や鼻先や耳たぶもしもやけになりやすい部位です。
室内などであたたかくなるとかゆみが強くなります。

※ステロイド外用剤対象外の疾患です。専門医の治療が必要です

顔・耳・目の周りの皮膚トラブルの対処・治療法

かゆい、赤い、ブツブツといった症状はすべて炎症です。炎症を抑えるためには、保湿クリームやかゆみ止めではなく、ステロイド外用剤を使用して治療することが大切です。

顔だからといって、ランクを下げる必要はありません。ランクが低すぎるステロイド剤を使用すると、かえって治療が長引いてしまうこともあるので、年齢に合わせた強さのステロイド剤を選びましょう。

治療にあたっての注意

  • 顔の皮膚は薄いので、1週間で改善しない場合や症状が悪化したときは、炎症ではない別の疾患や原因が除去できていないことが考えられるので、その場合はお医者さんの診察を受けましょう。
  • まぶたや目の周りに使用する場合は、眼圧が上がったり、緑内障を起こすことがあるのでお医者さんに相談しましょう
  • ニキビや口唇ヘルペスなど、感染症の場合はステロイドの免疫抑制作用でかえって悪化する場合があるので、お医者さんの診察を受けましょう。

監修

帝京大学医学部皮膚科 名誉教授

渡辺晋一先生

1952年生まれ、山梨県出身。アトピー性皮膚炎治療・皮膚真菌症研究のスペシャリスト。その他湿疹・皮膚炎群や感染症、膠原病、良性・悪性腫瘍などにも詳しい。東京大学医学部卒業後、同大皮膚科医局長などを務め、85年より米国ハーバード大マサチューセッツ総合病院皮膚科へ留学。98年、帝京大学医学部皮膚科主任教授。2017年、帝京大学名誉教授。帝京大学医真菌研究センター特任教授。2019年、『学会では教えてくれない アトピー性皮膚炎の正しい治療法(日本医事新報社)』を執筆。

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