タナベ胃腸薬〈調律〉はなぜ効くの? (3)トリメブチンマレイン酸塩のはたらき
トリメブチンマレイン酸塩とは
国内では当社が開発し、1984年に医療用医薬品として発売。1995年に一般用医薬品としてトリメブチンマレイン酸塩配合「タナベ胃腸薬〈調律〉」として発売し、現在に至っています。
トリメブチンマレイン酸塩は、消化管平滑筋への直接作用と、自律神経を介した作用の2つの経路で胃腸の運動を調律します。
胃の状態に応じて調律
トリメブチンマレイン酸塩は、胃の状態に合わせて変わるユニークな作用があります。ぜん動運動が低下している時は高め、亢進している時には抑制して正常な状態へと調律します。
トリメブチンマレイン酸塩の特長
トリメブチンマレイン酸塩は、特に胃腸の運動機能が低下した状態で、規則正しいぜん動運動を誘発することにより効果を発揮します。
- ◎胃排出機能を改善し、胃内容物の腸への移送を促進する
- ◎胃内容物を撹拌して消化を助ける
- ◎括約圧を調節しつつ、逆流を抑える