あせも
「あせも」は、汗腺が詰まって発汗が妨げられ、汗が皮膚にたまることで起こる疾患です。
■「あせも」と間違いやすい“汗によるかぶれ”
汗をよくかく部位にブツブツができると「あせも」ができたと思われがちですが、汗が刺激となってかいてしまい、炎症を起こしたものは「汗によるかぶれ」で、本来の「あせも」とは異なる疾患です。
原因・症状
疾患のでやすい場所
乳幼児は小さい体でも汗腺の数はほぼ同じですが、小さな面積に汗腺が密集しており、汗を多くかきやすいため、「あせも」はよく見られます。
正常に分泌されない汗が、周りの組織に漏れ出して、水ぶくれやかゆみを伴い、赤くブツブツ(汗疹)となります。
治療
- 軽い症状の場合は、まめに行水やシャワーを使って、皮膚を清潔に保つことで自然に治ります。
- 炎症がある場合は、ステロイド外用剤を用いて、炎症を抑えましょう。
日頃のケア
- 汗をかいたら、シャワーや清潔な濡れタオルで拭き取り、肌を清潔に保ちましょう。
- 吸湿性の高い木綿の肌着やおむつ、速乾機能のある素材を使った衣類を身につけましょう。
- エアコンや除湿機を上手に使用して、室温や湿度を調整しましょう。風通しのよい涼しい環境づくりが大切です。