
イヤリングによる金属かぶれの症例画像
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Contents
症状の特徴
ピアスの部位だけがかゆい、時計をはめている部位だけが赤いなど、金属製品と触れている皮ふにだけ症状が出るといったもの。
金属に触れた部位に限ってかぶれるタイプを、金属による「アレルギー性接触皮膚炎」といいます。
とくに夏は、汗をかくことで金属から微量の金属イオンが溶け出して皮ふに染み込み、金属かぶれを引き起こしやすくなります。
原因
アレルギー症状を引き起こしやすい金属として知っておきたいのが、ニッケル、クロム、パラジウム、コバルト。
日本ではニッケルによる金属かぶれが多く、とくに女性はピアスを身に付けるためニッケルにかぶれる人が多いようです。
他にも、革製品の革なめしに使われるクロムでかぶれることもあります。
治療法、日常生活上の注意
皮ふに症状が出ているときは、ひとまずステロイド軟こうを用いてしっかりとケアを行います。
症状が繰り返したり治まらないときは、原因を突き止めるパッチテストがおすすめですので、皮ふ科を受診して相談するのがよいでしょう。
監修

薬剤師
門田 麻里さん
北里大学・薬学部卒業後、製薬会社の開発部や医薬情報担当者として10年以上従事。
製薬会社勤務時代は、幅広い薬剤(ステロイドや抗生物質、高血圧、高脂血症、頭痛薬、メンタル疾患系、など)を扱い、説明会などを実施。医療関係者からの質問に数多く回答。 また、薬剤師という立場上、一般の人からも薬に関する相談を多く受ける。
その中で、薬に対して、過度に怖がる人も多く、正しい知識を伝達することの必要性を感じる。
自身も一児の母であり、自身だけでなく家族の皮膚のトラブルにも対応してきたことから、経験に基づいたアドバイスも可能。