ステロイド外用剤の選び方と
正しい使い方

ドラッグストアや薬局で販売されている
皮膚治療薬や、
ステロイド外用剤による
スタンダード治療についてご紹介します。

ドラッグストアや薬局で販売されている皮膚治療薬について

ドラックストアや薬局で購入できるOTC医薬品(一般用医薬品)には、上記のような種類があります。
最近は“湿疹・皮膚炎”といっても、頭皮用、手指用、背中用、など使用部位や症状に特化した薬も多くなっています。分類別にそれぞれ、含まれる成分、剤形などによって、効き目などに違いがあります。
皮膚炎・かぶれやそれに伴うかゆみには「皮膚の炎症を抑える薬」を選ぶことが大切です。

皮膚炎・かぶれの薬 かゆみ止め・虫刺されの薬 やけど・化膿止めの薬 口唇ヘルペスの薬 水虫薬 デリケートケア(カンジダ症を含む) きず薬 保湿剤

ステロイド外用剤によるスタンダード治療は、「ステップダウン療法」

“ステロイド外用剤は副作用がこわい“というイメージや誤解から、「効き目の弱いランクものから使って、効果がなければ徐々に強いものに変えていく」という使い方(ステップアップ療法)が行われるケースもあります。
けれども、効果の不充分な薬剤を使ってもなかなか治らず、かえって症状を悪化させて治りにくくなり、 まれに痕が残ったり、傷口が黒ずんでしまうことがあります。
このようなことから、充分な効果が得られる強さのステロイド外用剤から使い始めて、短期間できれいに治すことを目的とした治療(ステップダウン療法)が一般的になっています。

「ステップダウン療法」 充分な効果が得られる強さのステロイド外用剤から使い始める 症状がおさまるにつれ、ランクダウンする ・短期間で治癒 ・かき傷が広がらないので傷痕が残りにくい