今にも割れそう… それ、意外な原因があるかも。ひび割れ・あかぎれになる前に対策・治し方を知ろう

つらいひび割れ・あかぎれになる前に対策・治し方を知ろう

冬になるとガサガサに荒れる手指。特に指先は水仕事で手荒れを起こしやすく、放っておくと痛いひび割れ・あかぎれに進行することも。
そんな手指の荒れ、実は日常生活に欠かせない意外なものが原因かもしれません。
悪化する前に、まずは自分の手指の荒れについて知って、きちんとお薬で対処することが大切です。

手指の荒れの症状と意外な原因について

毎年冬になると繰り返す手指の荒れ、こんな症状に悩まされていませんか?

  • 指先の皮フがめくれる
  • 指先がひび割れる
  • 指紋が消える
  • 皮フが硬くなる
  • 利き手の指先から発症し、だんだん手のひら全体に広がる

指先の荒れの主な原因は、冬の空気乾燥で手が乾燥することと、水仕事などによって皮脂が洗い流されること。
それらによって皮フを保護するバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になって起こります。

また、最近では、指先の荒れを引き起こす要因として次のようなものがあります。

  • 感染症予防などのアルコール消毒液
    →アルコールによって皮脂や水分が奪われるため
  • パソコンのキーボードの使用
    →指先の皮脂や水分が奪われたり負担がかかるため
  • スマートフォンの画面操作
    →タッチパネルとの摩擦や熱によって皮脂や水分が奪われたり負担がかかるため

特に指は日常生活でよく使う部位なので、患部が保護しきれず、なかなか治りづらく、何度も繰り返してしまうという一面もあります。

 

ひび割れ・あかぎれになる前にステロイド軟膏でしっかり治そう

指先の手荒れの対処法として多くの人がハンドクリームで保湿をしていると思いますが、繰り返す手荒れにハンドクリームの保湿だけではケアしきれません。
ハンドクリームは治療薬ではないので、保湿はできても炎症自体を治すことはできません。
そして放っておくと、どんどん悪化して、ひび・あかぎれに発展する可能性も。赤みやかゆみが出たら、ステロイド軟膏を使用して治しましょう。

ステロイド軟膏の正しい使い方

  • ストロングランクのステロイド軟膏を1日2回、朝と入浴後に症状がある所だけに塗りましょう。(※赤みやかゆみといった症状が強い場合は、1日3回塗りましょう。)
  • 赤みやかゆみがある部分にはステロイド軟膏、赤みなどはなく乾燥しているだけの部分は保湿剤と使い分けることがポイント。ステロイド軟膏と保湿剤は部位を使い分けましょう。
  • 手荒れは、ステロイド軟膏を適切に使用すれば1週間程度で快方に向かいますが、もし5〜6日使用しても変化しない場合は、医師の診察を受けてください。

まとめ

保湿していても、なかなか治らないしつこい指先の手荒れは、炎症が起こってしまった手湿疹などの病気の可能性も。
赤みやかゆみがある場合は早めにステロイド軟膏を使用して、つらい冬の手荒れを繰り返さないようにしましょう。

監修

帝京大学医学部皮膚科 名誉教授

渡辺晋一先生

1952年生まれ、山梨県出身。アトピー性皮膚炎治療・皮膚真菌症研究のスペシャリスト。その他湿疹・皮膚炎群や感染症、膠原病、良性・悪性腫瘍などにも詳しい。東京大学医学部卒業後、同大皮膚科医局長などを務め、85年より米国ハーバード大マサチューセッツ総合病院皮膚科へ留学。98年、帝京大学医学部皮膚科主任教授。2017年、帝京大学名誉教授。帝京大学医真菌研究センター特任教授。2019年、『学会では教えてくれない アトピー性皮膚炎の正しい治療法(日本医事新報社)』を執筆。

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