ラーメン、揚げ物、ケーキ…脂質の
多い食べ物で胃もたれする
“本当の理由”を知っていますか?

脂身の多いお肉や揚げ物などを食べると胃がもたれることがあります。
実はこの胃もたれを改善するポイント、胃ではなく肝臓にあるんです。

症状を緩和するキーワードは
肝臓力が脂の消化力」。

今回は、胃がもたれるメカニズムと肝臓の働きについて、消化器内科医の勝矢由紀子先生に伺いました。

肝臓力が、脂の消化力。タナベ胃腸薬ウルソ 第3類医薬品

商品名:タナベ胃腸薬ウルソ
効能:もたれ(胃もたれ)、消化不良、消化不良による胃部・腹部膨満感、食欲不振(食欲減退)、消化促進、食べ過ぎ(過食)、胸つかえ

[監修]勝矢 由紀子先生
大学病院勤務の後、現在は埼玉県、都内のクリニックなどにて一般内科、消化器内科外来、内視鏡検査を担当。

脂肪で胃がもたれる仕組みとは?

胃が原因ではないの…?

食事を取る際に「カロリー」を気にする人は多いですよね。このカロリーとは体温の維持や心臓の動きといった人間の生命活動を継続するために必要なエネルギーのこと。
1ccの水を1度上げるために必要なエネルギーが、1カロリーです。

このカロリーを作り出す三つの栄養素は炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質になります。
食べ物に含まれる炭水化物は唾液で、タンパク質は胃液でも分解されます。しかし脂肪だけはほとんど分解されずに十二指腸まで送られます。

胃から脂肪が送られてくると、十二指腸では小腸での脂肪の消化吸収を促進する消化管ホルモンが分泌されます。ただしこのホルモンは脂肪の消化吸収を促す一方で、胃の運動を抑制する作用もあるのです。

脂肪が小腸内にある限りホルモン分泌が続きます。その間は胃の運動が抑制されたままになるので、食欲がなくなったり、食べたものが胃にたまって胃もたれをおこしたりする症状が見られることがあります。

脂肪の分解における
胆汁酸の役割「乳化」とは?

では、胃の運動を再開するためにはどうすればいいのでしょうか。
そこで活躍するのが胆汁酸です。

胆汁酸は脂肪の消化吸収を助ける働きを持つ、胆汁の主要成分です。胆汁は肝臓で作られ、胆のうに貯蔵、濃縮され、食べ物が十二指腸に送られてくるのに合わせて十二指腸に排出されます。

十二指腸で胆汁酸は脂肪と出会います。
ここで胆汁酸が行うのが「脂肪の乳化」です。
乳化とは、水に溶けたり混ざったりしにくい成分の粒子表面を変化させることで水との親和性を高めることです。

界面活性剤

例として水と油を思い浮かべると分かりやすいでしょう。同じ容器に入れても、水と油は溶けずに分離したままです。
しかし洗剤などを使用すると、水と混ざるようになって油汚れが落としやすくなります。胆汁酸には、この界面活性作用があるのです。
胆汁酸が脂肪を乳化する前は、体内に存在する脂肪分解酵素(水溶性)は脂肪内に侵入することができず、分解作用は限定的な効果しか発揮しません。しかし、胆汁酸が脂肪を乳化すると、分解酵素の作用する部分が増えて脂肪を溶けやすくすることができます。

その結果、「脂肪がなくなった」と判断した十二指腸では消化管ホルモンの分泌が停止。抑制されていた胃の運動が再開されるというわけです。

「肝臓力」と胆汁酸の関係とは?

心臓や腸といったさまざまな臓器の中でも、肝臓の状態を気にする人は少ないのではないでしょうか。肝臓は「沈黙の臓器」とも言われ、肝臓に問題が起こってもなかなか症状が現れません。
ただ、これまで見てきたように、脂肪の消化吸収やそれに伴う不快な症状を緩和するためには「肝臓力」が重要になります。

加齢や飲酒などの影響で肝臓の機能が低下すると、胆汁の生成量も減ってしまいます。
胆汁酸は、腸で脂肪の消化吸収に働いた後、95%以上が再び吸収されて再度体内を巡ります。
胆汁酸の生成が減ってしまうことは、このサイクルに乗る胆汁酸が減ることと同義です。体内を循環する胆汁酸が不足すれば、脂肪の消化吸収もうまくいきません。
そうなると、胃もたれや食欲不振、胸のつかえなどの症状が出る可能性も高くなります。
脂肪の消化力を高めるためには、胆汁、ひいては胆汁酸を増やすことが大切です。

胆汁酸にはいくつかの種類がありますが、主要成分のひとつであるウルソデオキシコール酸(UDCA)は製剤化されており、服用することで肝臓に働きかけて胆汁分泌を促す効果が期待できます。

脂肪による胃もたれに悩んでいる方へ
田辺三菱製薬からのおススメ

脂肪による胃もたれを防ぐポイントは「肝臓力」。とはいえ、加齢による肝臓機能の低下は食い止められるものではありません。
そこでおススメするのは、
『タナベ胃腸薬ウルソ』です。

ウルソデオキシコール酸50mg配合

肝臓力が、脂の消化力。タナベ胃腸薬ウルソ 第3類医薬品

商品名:タナベ胃腸薬ウルソ
効能:もたれ(胃もたれ)、消化不良、消化不良による胃部・腹部膨満感、食欲不振(食欲減退)、消化促進、食べ過ぎ(過食)、胸つかえ

  • 高カロリーになりがちな食生活でも、1日1錠で手軽にケアできます
  • 胃ではなく、脂肪を消化する肝臓に
    働きかけます
  • UDCAが腸肝循環のサイクルに入ることで脂肪の消化力が高まります

よくあるご質問

Q. どういう時に服用するのが良い?
以前のように脂っこいものが食べられなくなってきた、もたれるようになってきたら、それがタナベ胃腸薬ウルソを始めるサインです。

つらい症状を緩和するのが胃腸薬の役目ですが、タナベ胃腸薬ウルソには消化機能を維持するはたらきもあります。服用を続けると、よりその効果を発揮します。
Q. なぜ一日一錠でいいの?
ウルソデオキシコール酸(UDCA)は腸肝循環によって体内に長時間とどまるため、効果が持続するからです。
Q. 薬やサプリメントとの飲み合わせは?
一部の胃腸薬とは一緒に服用できません。

一部の胃腸薬の添付文書に「本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください。「その他の胃腸薬」と書かれているものがありますが、そのような胃腸薬とは一緒に服用できません。なお、下記は薬剤師または登録販売者にご相談ください。
・UDCAを配合した医薬品との同時服用
・コレステロールを下げる特定保健用食品(トクホ)との同時服用

このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法や専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません