メディピュア®

デリケートエリアの
基礎知識

デリケートエリアのかゆみや赤み、おりものの異常など、他人には相談しにくい悩みを、多くの女性が経験しています。しかし、デリケートエリアに関する基礎知識や正しいケア方法は、意外と知られていません。

本記事では、女性のデリケートエリアの仕組みや正しいケア方法、トラブルの原因となる疾患とその対処法について解説します。

デリケートエリアって何?

デリケートエリアとは主に腟周辺を指し、他の皮膚よりも薄いとされています。常に下着や生理用品で覆われているため、むれやすく、摩擦による刺激も多い部位です。また、腟周辺のひだが複雑な構造をしているため、汗や尿、生理時の経血に触れることで、常在菌などのさまざまな雑菌が増殖しやすい特徴があります。

腟には、外部からの菌の侵入や増殖を防ぐ「自浄作用」が備わっています。この自浄作用を担っているのが、おりものに含まれる「乳酸桿菌」です。乳酸桿菌とは腟内に常在する善玉菌の一種で、腟内を酸性に保ち、有害な雑菌の増殖を防ぐはたらきがあります。また、おりもの自体も腟を潤し、傷つきにくくすることで女性の身体を守っています。おりものの量や色は女性ホルモンと深く関係しており、生理周期にともなって変化します。正常なおりものは乳酸桿菌を含んでいるため、無臭からやや酸っぱいにおいがします。

何らかの原因によってこの自浄作用のバランスが崩れると感染症が発症します。また、デリケートエリアに摩擦やむれなどのストレスが加わり、かゆみや赤みなどのトラブルが起こることがあります。

20代~50代の女性987人を対象に行ったインターネット調査では、半数以上(62%)の女性が「デリケートエリアのかゆみ・かぶれなどの皮膚トラブルを経験したことがある」と回答しています。

【調査概要】 女性20~50代、回答者数987人、2025年9月インターネットによるアンケート調査、調査委託先:読売広告社

デリケートエリアの
正しいケア方法

下着の選び方

身に付ける下着は身体への締め付けが少なく、通気性の良い綿製品を選びましょう。

ナプキン・おりものシートの使い方

こまめに交換することで、むれや不快なにおい、雑菌の繁殖を防ぐことができます。

トイレでのふき方

排便後は前から後ろに向かってふき上げましょう。後ろから前にふくと、菌が腟へ侵入しやすくなり、感染症のリスクが高くなります。

入浴時の洗い方

入浴時はお湯で優しく洗い流すか、デリケートエリア専用のソープを使って手で優しく洗いましょう。

デリケートエリアのトラブルの主な原因は?

デリケートエリアのかゆみや赤み、おりものの異常などの主な原因として、接触皮膚炎もしくは何らかの感染症の可能性が考えられます。

接触皮膚炎

接触皮膚炎(かぶれ)は、下記の原因などによって炎症が起きます。

  • 下着の素材や染料
  • 生理用品の繊維
  • 汗やむれ
  • 摩擦や圧迫による刺激
  • スキンケア用品に含まれる特定の成分

原因となる下着や生理用品、スキンケア用品などに触れた部位に、かゆみやヒリヒリとした痛み、赤み、腫れなどの症状が出ます。時には、ブツブツした湿疹や水ぶくれだけでなく、皮がむけたり、ガサガサになったりすることもあります。

かぶれには、摩擦や圧迫、素材による刺激などが原因の「刺激性接触皮膚炎」と原因物質に対するアレルギー反応による「アレルギー性接触皮膚炎」があります。

デリケートエリアのかぶれに対しては、まず原因と思われる物質や刺激などを取り除き、ステロイド外用薬やかゆみ止めの塗り薬などを使って対処しましょう。

薬を塗ってもよくならない、悪化した、あるいは何度も繰り返す場合は原因が取り除けていないことが考えられますので医療機関を受診しましょう。

感染症

デリケートエリアのかゆみや赤み、おりものの異常の主な原因となる感染症は次の表の通りです。

おりものの性状 普段と比較した
おりものの量
腟又は外陰部の
主な症状等
腟カンジダ 白濁
(酒かす状、かゆ状、
ヨーグルト状、
カッテージチーズ状)
多い 強いそう痒感、
灼熱感、刺激感、
性交痛
トリコモナス腟炎 黄緑色、泡状、
強い悪臭
多い 強いそう痒感、
刺激感、性交痛、
排尿困難
細菌性腟症 灰色、水っぽい、
魚のような臭い
多い 不正出血、下腹痛
淋菌性腟炎 膿み状、黄緑色 多い 不正出血、下腹痛、
排尿困難
陰部疱疹
(性器ヘルペス)
普段と変わらない 普段と変わらない 水疱、潰瘍、
強い痛み
クラミジア
子宮頸管炎
膿み状 普段と変わらない
(増量感)
無症状のことも多い、
性交痛、下腹痛、
排尿時痛

感染症に対しては、適切な治療が必要になります。医療機関を受診し、医師の診断と治療を受けましょう。

これらの感染症のうち、トリコモナス腟炎、淋菌性腟炎、陰部疱疹(性器ヘルペス)、クラミジア子宮頚管炎などは、主に性行為を介して感染するものですが、細菌性腟症、腟カンジダに関しては、必ずしも性行為によって感染するものではなく、性行為がなくても、腟の自浄作用が乱れることで発症することがあります。

なかでも、腟カンジダは、女性によくみられる感染症のひとつで、女性の5人に1人が発症したことがあると報告されています。疲労や妊娠、抗生物質の使用に伴って、自浄作用のバランスが崩れると、これが引き金になって、腟の常在菌のひとつである「カンジダ」が異常に増殖し、さまざまな症状を引き起こします。

腟カンジダを初めて発症した場合は、他の感染症の可能性もあるため、医療機関を受診し、診断と治療を受けることが大切です。一方、過去に腟カンジダと診断された場合、同じ症状を再発したケースでは、薬局やドラッグストアで市販の再発治療薬を購入し、セルフケアすることも可能です。

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