正しく使えばステロイド外用剤は怖くない!

ステロイド外用剤の正しい使い方

それでは、ステロイド外用剤の正しい使い方についてご紹介します。その前に、準備として、患部が清潔な状態かチェックしてみましょう!

汚れた皮膚にステロイド外用剤を塗っても、薬の効果が十分に発揮できません。皮膚の汚れは、あらかじめ落としておくようにしましょう。

  1. 回数と塗るタイミング

    皮膚に塗布する回数の目安は1日2~3回、適量を患部に塗るのが一般的です。
    その後、症状がよくなってきたら徐々に塗布回数を減らしていきます。
    塗布するタイミングは、肌が清潔な状態に保たれているお風呂上がりがベスト。ただし、肌への刺激を避けるため、体の火照りがおさまってからにしましょう。
    患部は無理にタオルでゴシゴシこすると刺激になってしまうので、患部にティッシュなどを押し当てて、軽く水分を吸い取るようにすればOK。
    ハンドクリームなどの保湿剤と併用する場合には、保湿剤を塗った上から患部にだけステロイド外用剤を塗るようにします。その逆だと、本来使用したくない範囲まで、ステロイド外用剤が伸びて広がってしまう可能性があるからです。

  2. 塗り方と使用量

    塗り方の基本は、適量を乗せた指の腹を使って患部をさらっとなぞります。
    患部をかき壊していたり、化膿したりしている場合には、ステロイド外用剤を薄くのばしたガーゼで患部を覆う方法が適しています。ただし、化膿している患部には、抗生物質を配合したタイプのものしか使用できません。また、使用量は多すぎても少なすぎても効果が薄れるので、必ず適量を使いましょう。
    一般的に塗り薬の使用量の指針となるのが「フィンガーチップユニット」といわれているもの。これは、大人の手のひら2枚の広さに対して、大人の人差し指の第一関節の長さくらい(約0.5グラム)の薬の塗布が基準とされています。

  3. 使用期間の目安
    一般に、ステロイド成分は強力な抗炎症作用をもっているので、通常では数日から1週間程度で効果が現れます
    仮に正しい使用方法で1週間たっても、薬の効果が見られない場合は皮膚科医の診察を受けるようにしましょう。ちなみに、ステロイド外用剤の使用上の注意には「長期連用しない」とうたっていますが、この「長期連用」の期間とは約2週間ほどだとお考えください。

 

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監修

薬剤師

飯島 考子さん

All About「湿疹・皮膚炎」旧ガイド

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